涸轍鮒魚
桃月の雑記帳・こてつふぎょ
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DATE: 2008/09/01(月)   CATEGORY: 自作品
「『手紙』 ~The last letter~」
アイマス9作目。がぶ呑み氏との合作。

  OPとEDはがぶ呑みさん担当、ストーリー部分を桃月が担当しました。本当のタイトルはEDにでてきた「どんぐりと山猫」なんですがw

  まず、今作品は宮沢賢治の短編、「どんぐりと山猫」がベースになっています。著作権が切れているので「青空文庫」のこちらのページで読むことができます。ぜひ一度ご覧ください。

  続いてお借りした素材について。
  真のネコ耳グラですが、777Pの動画から耳をお借りして切り貼りしました。


  台詞枠右下の猫は、素材サイトの「プチッチ」から。どんぐりは「イラストわんパグ」からお借りしました。

  美希のヘブン状態の背景などは自作です。公開しますので、ほしい方はこちらからダウンロードしてください。
  真が裁判所を呼び出す時の「Ridgerターン」の部分はメイPに撮っていただきました。お世話になりっぱなしです。

  背景画像はパンヤBlue WaterLost Seawayから。裁判所の場面はLSのティーなんですが、遠景が海だったので、そこはPink Windの遠景を合成してあります。S4のオープンβテストの時に時間ギリギリまでかき集めてました。

  BGMもパンヤから。BGMは韓国公式サイトのこちらのページからダウンロードできます。4つある中の左下です。やよいが春香や美希に会う前の場面や、雪歩や真が出てくるシーンのBGMは含まれていません。春香の歌はこちらから。





  効果音についてはいろんなゲームの名前が挙がってましたが、アイマスのSE以外は効果音サイトからお借りしています。今回は「ザ・マッチメイカァズ2nd」(主にアーカイブ)、「効果音源」「WEB WAVE LIB」からお借りしました。

  では以下に細かい解説を。
 
 
  まず今回の企画「シネ☆MAD」について。
  今回はPV系作品の作者と架空戦記、NovelsM@ster系の作者による合作となりました。ニコマスを見てる方は、PV系は見るけど戦記は見てない、逆に、架空戦記は見るけどPV系はあまり見ない、という2種類に分けられるかもしれません。24時間アイマスTVでそれぞれのジャンルを初めて見て、その面白さを知ったという方もかなりいらっしゃったようですね。今回の企画も、片方のジャンルしか見てない方に、普段見てないジャンルの作品の面白さを知ってもらいたいという意図から始まりました。

  製作にあたって決まっていたのは、
  ・元ネタを知らなくても楽しめて、戦記系を見てみたいと思える作品
  ・OPとEDは、本編の内容に沿っていて、本編に引き込まれるような作品

  ということでした。……OP詐欺という意見を多くいただいてますが、意図的です! レギュ違反だろうといわれたらそれまでなんですが、思い切りギャップをつけてそれを楽しんでもらえればという意図もあったので、そちらで楽しんでいただければうれしいです。はい。すみません。
  がぶ呑みさんとの話し合いは、最初から「いかにギャップをつけるか」という方向で一致していましたw 最初に私から「どんぐりと山猫」を使うことを伝えて、そこからがぶ呑みさんがOPとEDの曲を選んでくれました。曲は最初からこの2曲で変更なし。OPはシリアスな感じ、EDはちょっとテンション高めの曲だったので、メリハリをつけるとしたらOPをゆったりシリアスにはじめて、本編の最初を思いっきりハイテンションにしてぶち壊しにする。本編の終わりに行くにつれてシリアスな流れに持っていって、EDでやっぱり違うテンションで壊す形になるかなと。その方向でそれぞれ作り始めました。だから「あのOPはなんだったんだ!」とコメントしたら、がぶ呑みさんの思惑通りですよw


  PV部分はがぶ呑みさんの解説を待つとして、私の物語パートについて。最初はとにかくハイテンションにしてインパクトをつける目的があったので、ハイテンションの権化ともいえる亜美真美を、原作にない郵便屋という形で登場させました。BGMについては北斗のテーレッテーも考えてたんですが、そのあとのノリも考えてラッキーチャンネルにしました。
  インパクトをどうやって与えるかという点で少し悩んでたんですが、がぶ呑みさんと哀川Pに相談したところ、キャラを実際に動かすことや、背景を動かして広がりを持たせる手法などを教えてもらえました。その際に「ADVの演出技法」というサイトを教えていただき、ここにある技法は大体取り入れてみました。上下に位置をずらすのは、やよいが勢いをつけて話すところや、亜美真美のわきわき、真のやーりぃ!など。表情変化は以前から細かく変えてました。拡大縮小や背中を見せて遠近感を出すのは亜美真美がぐるぐる回る部分。ここは手前に来てるときは拡大、奥にいってるとこは縮小させてます。漫符は驚きやひらめき、汗なんかで使いましたね。カットインに似た感じとしては真が魔法をかけて裁判所を出す場面が当てはまるでしょうか。
  とにかく動かしまくったので時間はかかりました。でも思ったとおりに動いてくれたときのうれしさは、プログラムを走らせて成功したときの感じに似てるかもしれませんね。亜美真美のぐるぐるは、均等に回らせて、向きを変える場面も自然にするために数値を細かく決めてました。美希のヘブン状態は、一番多いところで10枚のレイヤーが同時に動いてます。そしてどんぐりたちの争いのところ。ここが一番苦労したかな。見た目の動き自体は単純ですけど、一番後ろにいたキャラを一番手前に出すわけですから、そのたびに画像を置くレイヤを変えてましたし、表情も位置ごとに変えてました。最初の一巡ができればあとの二巡は使いまわせますけど、その一巡を作るのが大変でしたね。


  ストーリー自体について。
  原作つきの話にした理由は二つあります。ひとつは自分の限界。私はオリジナルの物を作るっていうのができない人なので、南総里見八犬伝をなぞって十珠伝を作ってるように、何か原作をなぞる形で話を作ることにしました。もうひとつは戦記やノベマスを通して原作の面白さを伝えたいということ。ストーリー系の作品には、ゲームを題材にして独自の歴史を進んでいく形のものもありますし、完全にオリジナルの作品もあります。加えて、私の十珠伝のように、ある既存作品をアイドルが(ある程度忠実に)演じるタイプの作品もあります。

定家P


  こういったジャンルの存在や面白さも知ってほしいと思って原作ありの話を作ることにしました。
  さて、10分という制限時間があったので短編や掌編じゃないと無理だなーということで考えたところ、浮かんだのが宮沢賢治でした。というか、もってる短編小説がそれしかないw でも昔から宮沢賢治は大好きだったし、ここ最近読んでなかったということもあって、もう一度小説を楽しみながら選ぶことにしました。候補として考えたのは、「月夜のでんしんばしら」「注文の多い料理店」「セロ弾きのゴーシュ」「どんぐりと山猫」「オツベルと象」「気のいい火山弾」あたり。多いですね。「月夜のでんしんばしら」は初めて読んだときに何かすごいインパクトを受けたので意識してたんですけど、いざアイマスでやれるかというと難しいのでキャンセル。「注文の多い料理店」は一番有名な話ですが、そのまま扱ってもあまり面白くできなさそうだし、「注文」の過程をアレンジするにしてもいい発想が浮かばなかったのでキャンセル。「セロ弾きのゴーシュ」「オツベルと象」「気のいい火山弾」あたりはそのままでもアレンジを加えても面白くできそうな感じがしますね。でもそれ以上に「どんぐりと山猫」のほうが個人的に好きだったし、あまりアレンジを加えなくてもいけそうだったので、最終的にこれに決めました。さらに一番短かったですしね。

  キャスティングについて。原作の登場キャラクターはこんな感じです。
     かねた一郎(主人公)
     栗の木、笛ふきの滝、白いきのこ、りす(道中出会う山の生き物)
     山猫と馬車別当
     どんぐりたち

  やよいに主人公をやってもらうのはすぐに決まりました。特に理由はなかったんですが、強いてあげれば、アイドルの中でも動物や植物と一番自然に話ができそうだからでしょうか。山猫と別当にゆきまこを当てるのもすぐ決まりました。ほかのメンバーは結構入れ替わりましたね。美希「髪型→ぎざぎざ→栗の実→パンヤで背景を撮ってるときに黄色の花を発見」という理由。春香「トブー→どってこどってこ変な楽隊をやってる白いきのこ」というかんじ。
  没にしたキャスティング。律子を山猫(仕切り役)とか、笛吹きの滝を千早(いつも歌ってる)とかも考えてました。あと小鳥さんをリスの役で出したかったんですが、再生時間の都合や中だるみを考えて没にしました。リスの理由は下の動画の「りすりすどんぐりどんぐり」を覚えていたから。

ぐっさんP



  作品の結論について。原作では「誰が一番偉いか」という議論に対して、「このなかで、いちばんえらくなくて、ばかで、めちゃくちゃで、てんでなっていなくて、あたまのつぶれたようなやつが、いちばんえらいのだ」という申し渡しがなされました。解釈は人それぞれあると思いますが、「謙遜な態度で自分を低くすることが大事」という形で私は受け取りました。「結局誰がリーダー?」というコメントが結構ついてましたけど、これについては作中で「リーダー」という言葉を出してしまった私のミスですね。
  あと、賢治のストーリーに頼りすぎてオチが弱いという感じのコメントもいただきましたが、物語の終わり方は極力手を加えず、賢治の原作どおりの終わり方にすると決めていました。個人的な印象ですが、宮沢賢治の作品は唐突に終わる作品が多いです。そしてその感覚が、夢から覚めたときの感覚に似てると思うんですね。それが賢治の不思議な世界にいっていた感じを持たせてくれるような。それがあってこその宮沢賢治作品だと思うので、今回の動画も何か新しくオチや結論をつけることはせず、最後を原作を引用する形で終わることにしました。


  解説がこんなに長くなるとは思わなかったw さて、これからようやく十珠伝の製作に本腰を入れられます。がんばりますのでよろしくお願いします。
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| | 2008/09/02(火) 02:30 [EDIT]
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しぐれさn | URL | 2008/09/02(火) 20:11 [EDIT]
このコメントは管理人のみ閲覧できます

桃月 | URL | 2008/09/02(火) 21:53 [EDIT]
>秘密コメントさま
コメントありがとうございます。その件はどうぞお気になさらず。
楽しんでいただけたようでなによりです!

>しぐれさn
このコメントはしぐれさnのみ閲覧できます

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